平均初婚年齢という怖い罠 !?
2021.12.03
国内最大級の婚活アプリペアーズとニッセイ
基礎研究所の共同調査による統計データを
基に編集された「未婚化する日本」には興味
深い内容がたくさんあります。
今回は「平均初婚年齢という罠」です。
平均初婚年齢は定期的に国が発表し、多く
のメデイァで取り上げられるので、目にする
機会が多い数字です。
しかしながら最も重要な統計的な結婚ピー
ク年齢や、その年齢までに提出される婚姻
届の割合などは誰も知りません。
図に示したのは本に掲載されている初婚同
士カップルの妻の年齢別婚姻数です。
26歳が初婚ピーク年齢 最も多い数値
29,6歳が平均初婚年齢
女性の初婚年齢累計の71%
32歳が女性の初婚年齢累計の80%
35歳では女性の初婚年齢累計の90%に達
する。
男性も
27歳が初婚ピーク年齢 最も多い数値
31,2歳が平均初婚年齢
32歳が男性の初婚年齢累計の71%
35歳では男性の初婚年齢累計の91%に達
する。
男女とも実際の初婚ピーク年齢と平均初婚
年齢が4歳近くも乖離しています。
それは一部の高齢結婚が引き上げているか
らです。ちなみに2019年の初婚同士結婚
の男性の年齢別比率は20代は52,6% 30代
は37,7% 40代は7,8% 50代は0,9%です。
統計からみると35歳からは結婚対象となる
未婚男女が1割くらいになり、婚難期に入る
ことが明確です。
「平均初婚年齢という罠」にはまらず
初婚ピーク年齢より前に婚活を始めることが
最適です。しかも少子化で若い男女が減って
結婚対象者も少なくなっているのでなおさら
です。