小さな幸せを感じ取れること
2024.01.09
PERFECT DAYS をもう一度観て来た
前回は封切り日で、観客は10人足らずで少し
寂しかったが、正月3日だったのと、映画の評判
もよく今回はほほ満席
二度目なのに、はじめて観た時の感動が全く色あ
せない どころか、見逃していたところがあり、
さらに理解を深めた感じ
一日として同じ日はなく、毎日が新しい
とても愛おしい日々だということを教えてくれる
そして、幼子のように小さな幸せを感じれる自分
でいたいと思わせてくれる映画だ
もう一つ面白いのが、一人一人の俳優が、とても
粒だっていて、しかも自然に映画の中で生きてい
る その俳優を見つけるだけでも楽しい
ラストシーンの平山のアップは、その表情だけ
で、深い深い人間の感情を、いくつもいくつも
あぶりだしてくる、まさに圧巻だ
ワンス アポン ア タイム イン アメリカ
のラストシーンのロバート デニーロのひねり
の効いた薄笑いも印象的だったが、役所のそれ
は、デニーロを越えていると思った
現在 PERFECT DAYSは観客数トップの映画だ
この淡々と流れる静かな時間を現代人は、憧れて
やまないのかもしれない 私もその一人(笑)