無料公開! 婚活7つのステップ2 「 婚活とは? 」
2019.05.31
婚活は人生最大の自分磨き
婚活で一番あなたが知っておくべきことは、
「自分の目線以上の人は、あなたの前には現
れない」ということです。つまりあなたが婚
活期間に自分を変化させ成長すれば、あなた
の理想のお相手と出会えることになるのです。
これは多くの婚約を見てきて、はっきりハッ
キリと断言できます。そのよい事例が二つあ
ります。
まず四十歳の努力家の職人さんの例です。
彼は、口下手ということを自分で自覚してい
ました。そこで彼は居酒屋へ行き知らない人
に話しかけるという訓練をしていたのです。
そして、パーティにも積極的に参加して少し
ずつ会話に磨きをかけていきました。その成
果があって、パーティでマッチングしてのお
見合いまではスムーズにいくようになったの
です。しかし、2回目のデートで破局すると
いうパターンを繰返し、お見合いを14回も
するはめになったのでした。それがトラウマ
となり自信をなくし、しばらく婚活を休もう
と思いはじめていました。
そのタイミングで私はパーティに参加するよ
うに彼に勧めました。すると、そこに運命の
人が現れたのです。パーティに参加するとき
彼は開き直って自分の地金で勝負しようと決
意し、ありのままの自分を見てもらおうと思
ったそうです。それが功を奏し、不器用だけ
ど誠実な彼に共鳴してくれたのが結婚相手だ
ったのです。8歳も年下ですらっとした美人
しかも料理も得意。お見合で出会った多くの
女性の中で、職人の彼に最もふさわしい女性
だと私も思いました。彼が最後に「彼女に会
うために色々な試練があったように思えます」
と言ったのがとても印象に残っています。
もう一人は社会的地位があり高年収の五十歳
過ぎの初婚男性の話です。年齢の割には条件
がいいのでお見合いは案外すんなりと決まり
ました。そして、彼の希望通りであるお子さ
んのいる女性と何人かとお見合いしてみまし
た。すると彼のある悪い癖がわかってきたの
です。離婚を経験し、仕事しながら子育てし
ている女性は、人生経験も豊富で自分なりの
意見をしっかりともっているものです。
そんな彼女たちに対して、彼は上から目線で
しか見られないという悪い癖があったのです。
彼が接する女性は会社の女性ばかりなので、
どうしても部下に接するような態度になって
しまいます。懸命に生きている彼女たちにし
てみれば、ねぎらいの言葉こそ必要なのに、
その態度は我慢ならないものだったに違いあ
りません。その後も数人の女性から同じ理由
でお見合いのお断りが続いたのです。
彼も馬鹿ではないので、女性への接し方のま
ずさに気づき、できるだけ優しく対応するよ
うに努力するようになりました。もともと顔
が強面なので、できるだけ笑顔で接するよう
に私もアドバイスさせてもらったのです。
何十回もお見合いして断られ続ける人は、彼
のように自分の間違いに気づいたら自分の非
を素直に認めて、自らを変えていこうと努力
しない人です。今のままの自分でいいと思っ
ているから今まで結婚できていないことに早
く気づいてほしいものです。
幸い彼は結婚したいという強い意志から五十
過ぎて『自分を変える』ことに挑戦できたの
です。その努力の甲斐あって、小学生のお子
さんのいる聡明な四十代の女性とお見合いし、
素敵な交際がはじまったのでした。
「人は自分の目線以上の人とは出会えない」
ということを、私は婚活という仕事を始めて強
く思うようになりました。自分を変える努力し
ていた彼だからこそ、彼女と巡り合えたのです。
お子さんもなついてくれて、交際もトントン拍
子に進み短期間で婚約が決まりました。
そんな彼が私に
しみじみ語ってくれました。「婚活を始めたと
時に比べると、私は本当に変わったなと思いま
す。それが良かったのですね」この言葉は婚活
で成功する全ての人に共通する一言です。
婚活はパートナーと出会うために、あなたを成
長させる人生最大の好機なのです。
就活と同じように活動しよう
私は大学生の新卒採用のお手伝いをした経験があ
り、相談に来られる人たちに対して、婚活を就活
に例えて説明しています。一度体験した就活に置
き換えた方が具体的にイメージしやすいからです。
就活の合同会社説明会は婚活パーティ。
会社訪問は一度目のデート
それ以降の交際は入社試験。
トップ面接が親へのあいさつ
内定が婚約で入社式は結婚式といった感じです。
両方とも活動期間は約六カ月。
また、就活も婚活も人生の節目の一大事業なの
で、この活動を三年も四年もやるのは精神的に
厳しいものがあります。短期集中で目的達成の
ために邁進しなければなりません。婚活の方が
就活より厳しいのは、就活はそれだけやってい
ればよいのですが、婚活は忙しい仕事の合間を
縫ってやらねばならないからです。
さらに男女の相性があって、ふったりふられた
りと精神的なダメージがかなり大きいものです。
婚活は就活より強い意志が必要なのです。
婚活は童話『青い鳥』の物語と同じ
童話『青い鳥』は、兄妹のチルチルとミチルが、
夢の中で過去や未来の国に幸福の象徴である青い
鳥を探しに行くのですが、結局のところそれは自
分達に最も手近なところにある鳥籠の中にいたと
いう物語です。婚活もそれと全く同じことがいえ
ると思います。婚活は幸福の象徴である結婚相手
を探しにパーティやデートに出かけますが、結局
は自分の足元にいたということがよくあります。
結婚が決まらない人は、「友人が結婚したから」
「親から言われて仕方なく」など自分の意思で婚
活をしていない人です。多くのお相手と出会って
も、自分がないので外見や表面的な条件ばかりが
気になって、自分がどんな人と結婚したいのかわ
からなくなります。会えばあうほど混乱してさま
よいはじめます。
結婚できる人は、絶えず自分に対して「なぜ私は
結婚したいのだろう。自分が幸せな人生をおくる
ために結婚は本当必要なのだろうか」「今自分に
足りないものは何だろう。結婚に何を求めている
のだろうか」ということを考え続けています。そ
のため結婚への思いがハッキリしていて、自分の
立ち位置からお相手を見ることができるので条件
や外見に惑わされることがありません。
また、結婚に対する具体的な思いが相手に伝わり
やすく、お相手の心を動かし化学反応が起きるの
です。
『結婚は自立した男女の思いの共鳴』だと私は思
っています。
結婚できない人は自分がいないので、共鳴するこ
とができないのです。