昨日は、午後から少し時間ができたので
かねてより気になっていた高松市美術館
で開催されている野口哲哉展に行ってき
ました。

野口氏は高松市出身の鎧兜と人間をテー
マに、現代や人間性を問いかける美術作
家です。その多様な文化や感情が混ざり
あうユニークな世界観は国内外の幅広い
層に支持されています。

先日はNHKの日曜美術館でも紹介されて
おり、平日なのにたくさんの方が来館され
ていました。

会場に、入ったとたんに別世界が広がって
いました。それはまるで、様々なシチュエー
ションに置かれた人間の標本が並んでいる
かのようでした。

細部まで描かれつくした一つ一つの作品が
滑稽で悲しくて切なくもあり感情を揺さぶら
れました。

時には笑いをこらえ、時には大きくため息
をつきたくなりました。

とにかく不思議な世界が繰り広げられてい
ます。せわしない日常から離れて自分を見
つめ直すいい時間になると思います。

それに、撮影が可能な会場を用意してくれ
てますので、これがとても嬉しいです。この
写真は、そこで撮らせてもらったものです。

二人で行くにもいいと思いますよ。21日まで