母の一番の薬は家族のぬくもり
2022.09.25
母が昨年7月に骨折して入院して退院、リハビ
リ施設、それから介護施設に入所、そこで病気
にかかって再入院と転々とした。
その度に、母がどんどん薬のせいでうつろにな
り笑顔が消えていった。しかもベッドで寝たっ
きりで退屈なので精神的にも落ち込んでいった。
そんな母を見かねた妹が、母の家で一緒に住ん
で介護することを5月に決断した。
それから実家の大清掃、介護ベッドや、段差の
スロープや車いすなどを用意して母の1年ぶり
の帰宅を迎えた。
この間に、地域のケアマネさんや介護師さんと
念入りに面談して、自宅での介護計画を作って
もらった。本当にありがたいと思った。
母もはじめは少し戸惑っていたが、3か月が経つ
と車椅子から自分で歩行機で歩けるようになり
トイレにも一人で行けるようになった。
また、デイサービスは週5日通って、毎日が楽し
いようだ。
一番の変化は、よくしゃべり笑うようになったこ
とだ。以前は足の痛さばかり言っていたのが、
今では、妹と私にありがとう ありがとうと感謝
の気持ちをいっぱい伝えてくれるようになった。
母にとって一番の薬は、家族のぬくもりだという
ことが、今回のことで本当に良く分かった。
人は一人では、絶対に生きてゆけない。周り
の人に活かされている。