毎週楽しみにしているNHK Eテレ日曜美術館の
番組内で高松市美術館で版画でたどる20世紀西洋
美術 画家たちの挑戦が開催されていることを知
り行ってきました。

今回は、高松市美術館が所蔵する版画作品を中心
に、ピカソやマティスなどの巨匠たちから現代ア
ーティストとして知られるジュリアン、オビーや
ダミアンハーストまで、20世紀に活躍した芸術家
たちによる作品約200店が展示され、彼らが表現
に挑戦し続けた軌跡をたどる展覧会です。

その中でも私が一番感銘を受けたのが、ケーテ
コルヴィッツの版画集「７点組木版画集 戦争」
です。中でも母親たちが子供たちを囲んで必死に
守る白黒の版画は圧巻でした。

母親が子供を守ろうとする愛に勝てるものがある
のかと思わせるエネルギーを感じました。

彼女は周囲にいた貧しい人々の生活や労働を描い
たほか、母として・女性としての苦闘を数多くの
作品に残したドイツの版画家、彫刻家です。

それぞれの作家が、誰とも違う独自の表現方法に
挑戦し続けていることに、すごく惹かれます。

3月21日まで