血が踊る真夏の夜の夢
2020.07.21
仕事がコロナでキャンセルになり活動でき
なくなった照明さん、音響さん津軽三味線
奏者、そしてさぬき舞人の舞台人が、昨晩
志度のテトロンに集結して、無観客ステー
ジを開催しました。
漆黒の山道を不安になりながら車を走らせ
ると、どこからとなく三味線の音が聞こえ
てきました。
その音を頼りに車を走らせると、なんと神
殿のようなテアトロンのステージが煌々と
照らされていました。
そこで、津軽三味線の筒井さんが一人で
ステージのど真ん中で演奏していました。
まるで千と千尋の神隠しの世界に引き込
まれたような感覚むでした。
その後に、さぬき舞人の血が騒ぐ情熱的
な舞がステージせましと繰り広げられまし
た。
鬱屈した情熱を爆発させるかのように、
乱舞する姿は、まるで幕末の民衆の踊り
”ええじゃないか”を彷彿とさせるものがあ
りました。
最近の閉塞感を吹き飛ばしてくれた舞台
芸術は、やはり最高です。
理屈などいらない、体が求める情感を私
達はもう一度取り戻さねばならないと思い
ました。