香川の結婚相談所はマリッジ・コミュニケーション | Blog

先日、私の出生について尋ねるために母親に会っ
てきました。

母は認知症で、五分前のことはすっかり忘れてし
まいますが、過去のことはまだはっきり覚えて
います。

私は1956年5月26日　午前五時頃に現在私が住ん
でいる場所で、産婆さんに取り上げられたと、母
が教えてくれました。そこから私の生が始まった
のです。

母は、認知症になる前は、とても恨みの強い人で
誰かを恨むことをエネルギーとして生きていきた
ような人でした。（笑）なので、周りの人を傷つ
けてしまうことも多々ありました。

その反面、私達子どものすることは全力で応援し
てくれる不器用だけど、愛嬌のある女性でもあり
ました。

現在、母は認知症にかかり、その恨みが少しづつ
薄れていき、周りの人へ感謝の気持ちで　
ありがとう　ありがとう　と言って日々暮らして
います。

認知症で今まで抱えていた憎しみや苦しみを少し
づつ手放していき、本来彼女の持っていた優しさ
が芽吹き出した感じがしています。

それは、母の顔にはっきりと表れていて、今まで
で一番穏やかで優しい顔になっています。神様は
母の人生の最後に、一番安らいだ時間を与えてく
れたのかもしれませんね。よくできたものです。

今年90歳になる母、ごはんもおいしいく食べれて
いるので、この幸せな時間をゆったりと過ごして
欲しいものです。