香川の結婚相談所はマリッジ・コミュニケーション | Blog

今年８６歳になる母親が、今朝突然事務所に
やってきました。

車で３０分位かかるのに、いつも電話ではな
く車で鉄砲玉のようにやってきます。

その理由は、物忘れが激しく置いた場所を
すぐに忘れるので、お金の管理を私がして
いるからです。

だから、お金が無くなるといつも飛んでく
るのです。携帯を持っているので電話して
くれればこちらから届けるのですが、毎回
こんな感じになります。

その理由は、どうやら耳が遠くなってきた
ので、電話は聞き取りづらく面倒になって
くるみたいです。

土曜日に妹が母を連れて神戸に行ったこと
を聞いていたので母親に聞くと、なんと
そのことをすっかり忘れていました。

物忘れが以前より激しくなっているようで
す。自分でもなんだかおかしいと感じてい
ます。

あんなに気丈な母がこんなになってしまう
のかと思いました。

年寄は次に続く世代に年老いていく姿をあ
りのままに見せるという大きな仕事がある
そうです。

まさに、日に日に姿年老いていく、その姿
を私たち子供や孫に見せてくれています。

そのことで、私たちは年老いた母親に対す
る労りの気持ちを学んでいるのかもしれま
せん。こういうことが綿々と続いていくこ
とこそ当たり前だけど一番大切なことだと
思えるようになりました。

核家族になって、その年老いていく姿や死
を身近に見れなくなっていることも晩婚化
の原因の一つのような気がします。

年を取るということは、できていたこと
が少しずつできなくることだと教えてく
れているようです。