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月8万円の年金で気ままに暮らす友2024年03月25日




先日 劇団文学座時代の仲間が住む滋賀県に
彼の油絵の個展を見に出かけた

彼は文学座の研修所を出てから劇団四季で5
年間ミューカルの舞台に立っていた その後
退団して一般の仕事につき35年間、家族のた
めに働いてきた
 
そして、子どもが独り立ちしたタイミングで
離婚、都会の生活に息苦しさを感じ、縁あっ
て、二年半前に今の古民家を買って一人暮ら
しを始めた

彼の住まいは、好きで集めたレコードやCD
絵や演劇の本がぎっしりと並んでいた

また、専用のオーディオルームや独学で始
めた油絵のアトリエなどがあり、なんとも
男のこだわりを感じるロマン溢れる家だ

彼の日課は、朝5時から近所の尼さんの禅寺
に行きお経を読み、座禅を組む 帰って朝食
を作り食べ それから最近始めた子供たちへ
への童話の読み聞かせの稽古や油絵を描く

お昼からは自宅の菜園で野菜作りに励む
そこでとれた小豆であんこを作り、もち米と
絡めた餡餅を、ご近所に配ったら喜ばれたと
嬉しそうに話してくれた

彼は外食はしないので、夕食には牛筋煮込み
豆腐と具だくさんのポテトサラダ、朝は焼き
ソバ なんと帰りの車中で食べろと、五穀米
のおにぎりまで握ってくれた

こんな気ままで自由な生活を彼は年金8万円
だけでやつている

その自由さの裏には、孤独があることも十分
に理解できた 要は人生の最終章を何を一番
大切にして生きるかが一番重要なことだなと
思った

岐阜大時代の仲間 劇団時代の仲間のその後
の人生に触れ、夫々みんな違った唯一の歩み
方をしてるなと思い、なんだかうれしかった