香川の結婚相談所はマリッジ・コミュニケーション | Blog

親への挨拶は新たな家族への一歩
 
二人が結婚を決めて次に行うことは、
それぞれのご両親へご挨拶に出向く
ことです。この挨拶は子供が親から
離れ、新たな家族が誕生するための
儀式です。

親よりも親密な関係になった二人は、
親を客観的に目線で見ることができ
るようになります。この儀式が成功
するように、事前に互いに親の好み
や注意する点などを伝えて話し合い
ます。

親への挨拶のことで母子家庭の女性
と交際している男性から相談があり
ました。お母様との面会を、お相手
の女性が慎重になっていて、どうし
たらいいのかわからないという相談
だったのです。

母子家庭で育った女性は、お母さん
がとても苦労して自分を懸命に育て
てくれたことを肌でヒシヒシと感じ
ています。

彼女たちにとって母親は一番強い絆
な結ばれた家族なのです。そこで、
彼女たちは『これから家族となるフ
ィアンセをどうとらえていいのか』
躊躇しているのだと思います。

おそらくお母さんを一人にするのは
耐えられないのでしょう。私は彼に
「彼女からお母さんのことを色々と
教えてもらい、お母さんが喜んでく
れる対面になるように二人で計画を
立ててください。そして、彼女がお
母さんを客観的に見るようにしてあ
げることが大切です」と伝えました。
 
お母さんも娘の結婚を望んでいない
わけはありません。フィアンセの紹
介は母子が自立するために儀式だと
私は思います。そこを通り抜けると、
新たな息子が誕生し、数年後にはか
わいい孫までお母さんに抱かせてあ
げることができるのです。
 
 ご両親に結婚の許諾を得る
 
お見合いで結婚を決めた男性が、結
婚のお許しを得るために女性の実家
を訪ねることになりました。

どのようにすればいいのか私の所へ
相談に来てくれました。私も経験が
ありますが、これは男にとって最大
の試練です。



彼が緊張しているのも無理はありま
せん。彼に助言したのは、

〇彼女に聞いてご両親の好きなそう
お菓子を手土産として持参すること。

〇はじめと去り際のあいさつと所作
をきっちりと決めること。

その辺をお相手の両親は注意深く見
られている場合が多いのです。役者
が舞台の出と入りに気を配るのと似
ています。そして、ご両親に対して
の次のように話を進めるように助言
しました。
 

• ①自分が何者であるかを明確に伝える。
•  
• ②交際の経過と彼女のどこが気に入っ
• たかを簡潔に述べる。そして、こんな
• 素敵な方と出会えたことと育ててくれ
• たご両親に感謝する。
•  
• ③二人で築きたい家庭像をハッキリと
• 述べてご両親に安心してもう。
•  
• ④最後に、結婚の許可を真剣にお願い
• する。

 
そして、彼女と一緒にこの４つの事前
リハーサルを行うように勧めました。
これをやることで、二人で両親にお願
いするチームワークができ自信をもっ
て臨むことができるのです。

素直な男性はこの方法に従って、見事
にご両親から快諾をいただくことがで
きました。彼女のお父さんは高校の校
長先生で、折り目正しい彼の姿勢を気
に入ってくれたそうです。
 
両家顔合わせ
 
それぞれのご両親にご挨拶を済ませた
後は、いよいよご両家の顔合わせとな
ります。

通常は会食しながら互い両親の紹介と
なります。顔合わせは両方の親同士の
交流が主な目的ですが、新婚夫妻がい
つ結婚式を挙げ、どこで暮らし、どの
ような新婚生活を計画しているかをご
両親の前で発表する場でもあります。

ここでもこの場に臨む前に二人で結婚
式の日取り、新居、家計のことなど色
々と相談して計画を練っておく必要が
あります。

二人が結婚という一つの目的に向かっ
て相談することで絆がより一層深まっ
ていきます。顔合わせでの新婚夫妻の
未来の計画の報告は、頼もしく成長し
たお二人をご両親に実感してもらうこ
とができます。

そして、お二人の門出を心から喜び応
援してくれるのです。大きな仕事を終
えた安堵感がご両親にはあり、何より
の親孝行なのです。